江戸時代の漂流民「音吉」さんの話

 もう5年も前の話ですけど、NHKの大河ドラマで坂本龍馬を主人公にした「龍馬伝」という番組がありました。評価はいろいろあるのですが、坂本龍馬はやはり一つの傑物で、幕末を学ぶ上で取っ掛かりになりやすいキャラクターだと思います。

 さて、そんな坂本龍馬を起点としてウィキペディアを見ていたところ、ジョン万次郎が出てきました。この人も土佐の出身なのですね。難破してアメリカの船に助けられ、アメリカ本土で教育を受け、最後には幕府の通訳や東大の英語教師になるなどダイナミックな人生を送った人です。

 このジョン万次郎を見ていると、同時代のジョセフ・ヒコという人物につながります。彼も難破した後にアメリカ船に救助され、その後アメリカ本土に渡り、最後にはアメリカ駐日公使の通訳などを勤めたそうです。ジョン万次郎ほど知られてはいませんが、幕末をダイナミックに生きた人物の一人でしょう。

 浜田彦蔵 - ウィキペディア -
[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E7%94%B0%E5%BD%A6%E8%94%B5]

 そして、このジョセフ・ヒコを見ていると、音吉という人物に出会います。彼も前の二人と同様に難破しているのですが、なんとその後1年2ヶ月も漂流し、最終的にはアメリカのシアトル近郊に流れ着いているのです。そして、紆余曲折の後、ロンドンに向かい、ロンドンからマカオに移り、アヘン戦争に従軍し、最後にはシンガポールに移住してここで亡くなっています。何とも言葉に窮するのですが、現代では考えられないような人生を歩んでいます。

音吉 - ウィキペディア -
[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E5%90%89]

シンガポール人物伝 - シンガポール日本人会ウェブサイト -
[http://www.jas.org.sg/magazine/yomimono/jinbutsu/otokichi/otokichi.htm]

 ここで最後にダイヤモンドと絡めて教訓としたかったのですが、漂流中の音吉さんにはダイヤモンドなど何の役にも立たなかったことでしょう。ただ、1年2ヶ月にも及ぶ漂流にはダイヤモンドのような硬い意思が必要だったのではないかと想い馳せる次第です。

 

【ダイヤモンド相場表】 [0.3カラット、0.4カラット、0.5カラット、0.6カラット、0.7カラット、0.8カラット、0.9カラット、1.0カラット]

※ ダイヤモンド取引所価格指数は世界中のダイヤモンド市場から40,000個以上のダイヤモンドデータを取得しカラット、カラー、クラリティごとに平均を算出したものです。日本で唯一、ダイヤモンドブースだけがダイヤモンドの市場相場を公開しています。

※ 円換算に使用する為替は90日平均価格で、これは3ヶ月に一度見直しをします。2013年12月19日現在でUSDJPYの90日平均は99.41円です。なおこの金額はあくまでも取引所価格指数を円貨で算出するためのもので、当サイトの商品価格を束縛するものではありません。

【為替】

 USDJPY = 102.38 (三菱東京UFJ銀行 TTS 10:00現在)
 [http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/kawase.html]

【Israel Diamond Industry】

 IDEX Online Index = 135.63
 [http://www.israelidiamond.co.il/english/index.aspx]

【祝祭日/イベント】

 ● 6/19(木) キリスト聖体祭(ドイツ・オーストリア等)

 ◯ 6/19(木)から6/22(月):香港ジュエリーショー

このエントリーをはてなブックマークに追加